FF7リメイクの新キャラ作った人の脳内を知りたい

FF7リメイクの新キャラ作った人の脳内を知りたい

2020年10月28日

以下、『ファイナルファンタジーⅦ リメイク』の一部ネタバレが含まれます。
気を付けてお進みください。

スクウェア・エニックスが手掛けたゲーム
『ファイナルファンタジーⅦ(以下FF7)リメイク』が今春に発売されたのはご存知だろう。

原作の『FF7』は1997年に発売されたもので、
FFシリーズの中でも最大の売り上げ数を誇り、
Play Station対応ゲームとしては史上2位の売り上げ数という、
いわゆる神ゲーである。

そんな神ゲーをリメイクするのである。
“絶対に失敗できない”という関係者のプレッシャーは相当なものであっただろう。

また、神ゲーという“すでに完成された作品”
リメイクするわけであり、
リメイク版で新しい要素を付け加えて失敗、
なんてことも大いにあり得るのだから、
私はストーリーやキャラクターには特に手を加えないと思っていた。


しかし、勇気ある制作陣は今回のリメイク版で
数々の新ストーリー&新キャラクターを肉付けし、
更に壮大な作品に仕上げているのである。
(壮大になり過ぎて、今回発売された第1作では
原作のストーリーの半分も終わっていないのだが。)

中でも、私が大好きな新キャラクターがいる。

そのキャラクターは、
ストーリー中の闘技場で
猛獣や悪人ファイターたちを倒したあと
最後の最後に現れるボスキャラなのだが、
どんな強面のヤツが出てくるのだろうと思っていたら、

なんと家が現れたのである。

何かのメタファーではない。

文字通り一軒家が姿を現したのだ。

筋骨隆々なファイターでもない。
見るからに獰猛な猛獣でもない。

一軒家が闘技場の地下から登場し、
主人公クラウドとエアリスの目の前で
蠢いている。
名をヘルハウスと言うそうだ。


私はテレビ画面に向かってポカンと口を開けていた。

ん?これ笑いどころかな?
スクエニが100億円以上かけて生み出したギャグなのかな?

そんなことを思っていたのだが、
実際に戦うとこの一軒家は
空飛ぶわ火吹くわ雷落とすわ
家の中に少女吸い込んでボコボコにするわ
で、
プレイヤーに文字通り地獄を見せてくる。


なかなかに強い。
私は初見では倒すことができなかったくらいである。

苦労してその暴走一戸建てを倒したあと、
少し冷静になった私が最初に抱いた疑問は以下の通りである。

この蠢く一軒家キャラを作った人の頭の中はどうなっているのか?

FF7ぞ?
社を代表する作品のリメイクぞ?
どういう流れでこんなキャラクターを投入することになったのだ?

これは無論、尊敬の念を込めた言葉である。

私はこのヘルハウスが出来上がったプロセスを
推し量ろうとした。
そして、導き出した答えは2つである。

パターン1:ヘルハウスを作った人がただの天才

これは合点がいく。
荷が重い新キャラ作りを天才に任せて
その天才が生み出したのがこの一軒家だった、という流れである。

きっと企画会議でも、

「いやぁ~○○さんが作るキャラは違うなぁ~やっぱ天才っすね~」

となったのであろう。

このパターンは大いに理解できる。

が、私は本当は次のパターンなんじゃないかと期待している。

パターン2:煮詰まり過ぎて深夜のテンションで決まった

なんせFF7リメイクの新キャラである。
いくら考えても箸にも棒にも掛からぬことなど
十分に起こり得ることだろう。

何度会議をしてみても、
各々が持ち帰って考えても、
どうにもインパクトのあるキャラクターが思い浮かばない。

考えて考えて考えて、
それでもダメで煮詰まってしまったが、
もう制作に取りかからないと間に合わない!
という深夜の企画会議で、
きっと誰かがヤケクソで

「もうなんか…バカデカいヤツ出せばいいんじゃないすか…家とか」

みたいにポロっとこぼしたのだ。
疲れ果てて判断能力が欠如し、
テンションだけはハイになっている周りの人も深夜のノリで

「「「それだ!!」」」

と盛り上がったのだろう。

深夜テンションで新キャラが家に決まり、
次の日冷静になって


「これはさすがに…」

と思ったり、
あとで部長とかにすごい突っ込まれたりしたが、
実際に作ってみたら

「あれ?…案外良くね?」

となって最終的なゴーサインが出たのではないだろうか。

天才が生み出したパターンもカッコイイが、
私は人間味溢れる後者のパターンで
あの一軒家が建てられた方に一票を投じたい。